アモルと プシュケーの ストーリー 

Amor & Psyche's Story

ギリシャ神話の 「アモルとプシュケ」を ご存知でしょうか。

ネオプラトニックな要素や、 様々な解釈が人を惹きつけ続けるその主題は様々な芸術家が作品に残し、 時代を超えて今も尚愛されるストーリー。

アモル♂は ギリシャ神話ではエロス、 ローマ神話ではクピド (英語ではキューピッド)という名で呼ばれ "愛"を意味する神。

Amor

一方、プシュケ♀は 古代ギリシャの言葉で もともとは息、 呼吸を意味しており、 転じて生きること (いのち、生命) また"魂"を表します。

Psyche

”神の愛”と"人間の魂” 禁断のラブストーリー。 偶然、目にしたこの神話が 2024年、新たな扉を開く事になりました。

アモルは「愛の神」であり プシュケは「人間の女性」です。

昔々あるところに、 美しい3人の娘を持つ 王様と妃がいました。 3人の王女の中でも、 末娘プシュケの美貌は格別。 その美しさは、 愛を司る女神ヴィーナスをも 嫉妬させるほどでした。

嫉妬に燃えたヴィーナスは 息子のアモルに命じて、 彼女をこの世で一番醜い 生き物と結婚させるよう 計らいます。

しかし、最初に見たものに 恋をしてしまう呪いの矢を 誤って自分に刺してしまったアモル。 矢の狙いを定めていたプシュケを見て、 彼女に恋をしてしまいました。

2人の絆の強さを理解したゼウスは 願いを聞き入れ、2人に祝福を与えます。

そこで天界の最高神ゼウスの もとを訪れたアモルは、 プシュケの過ちに対する 許しを請い、またプシュケと永遠に結ばれるよう懇願。

めでたく結ばれた2人には pleasure(よろこび、悦楽) という名の子どもが生まれ、 そののち永遠に 幸せに暮らしたと言われています。

その後、祝宴の席で 不死の神酒を口にし、 プシュケは神格化。